恵方巻きって昔はなかったよね？意外と知らない起源と恵方巻の廃棄ロス問題

節分といえば豆まきって決まってましたけど、今は、それに加えて恵方巻ですよね。

でも、恵方巻って昔はなかったのに、急に当たり前の風習になってきてますよね。。

恵方って言葉から、食べないと縁起が悪いような気分になってしまいますが、実際のところどうなんでしょうか。

 

恵方巻き、昔はなかったけどその起源とは？

恵方巻きという習慣は、私たちの生活にすっかり馴染みましたよね。
平成、令和生まれの人からすると、生まれたときにはあったから節分といえば、恵方巻って感覚があるかもしれません。

でも実は、全国的な行事として定着したのは比較的最近のこと。
昔から日本各地で恵方巻きが食べられていたわけではないんですよね。

 

恵方巻きの起源とは

恵方巻きのルーツは関西地方、特に大阪にあるというのが一般的な意見かと思います。

もちろん諸説あり！ということなんですが、商売繁盛や縁起を担ぐ意味が込められた風習として、節分に恵方を向いて食べられるようになったということらしいです。

ただ、この習慣も、もともとは地域限定的なものだったとか。

今のように、全国的に認知されるほどのものではなかったみたいです。

 

いつから全国的に広まったの？

恵方巻きが全国的に知られるようになったのは、コンビニエンスストアが仕掛けたプロモーションがきっかけらしいです。

1990年代後半に。大手のコンビニチェーンが「節分には恵方巻きを」と積極的に宣伝したことで、一気に広まったとか。

それまで、「恵方巻き」という言葉や文化を知らなかった地域の人々も、宣伝を通じて興味を持ち、現在のような一大イベントになったとのこと。

コンビニって、その当時からかなり影響力があったということなんでしょう。

 

恵方巻きの廃棄問題：現代社会が直面する課題

恵方巻きの人気が高まる一方で、問題も生じてきているようで、廃棄される量が社会問題になっているんですよね。

節分が近づくとスーパーやコンビニの棚に大量の恵方巻きが並びますが、売れ残った分がそのまま廃棄されるということがニュースなどで取り上げられて話題になっています。

また、海外でもそうした食品ロスの問題として取り上げられていたりするそうですよ。

 

恵方巻廃棄による食品ロス問題

コンビニやスーパーなどでは、需要を見越して恵方巻きを大量に作ったり、仕入れたりします。ですが、実際の売れ行きが予測を下回る場合がありますし、品切れを防ぐために多めに製造したりします。

また、マーケティングの面からも「一定の量を陳列することで目立たせる」というやり方もあったりして、過剰な製造につながり。その結果、売れ残りが発生。

食品ロスの大きな原因となるということのようです。

 

対策に向けた取り組み

こうした問題に対処するため、最近では予約販売に切り替える店舗も増えているみたいです。

また、一部の企業は需要を予測して製造量を適正化する努力をしているところも。

さらに、余った恵方巻きを福祉施設などに寄付する取り組みも一部で行われているとか。

 

せっかくの食品を無駄にするのって、食べ物に対しても失礼になるでしょうし、ゴミとして処分する費用も莫大になります。

そうならないように、もしかすると過激かもしれないけれど、「恵方巻は食べない」という意見が出てきているようです。

 

節分のイベントとして多くの人に愛されている恵方巻きですが、私たちがこの文化を長く楽しみ続けるためには、廃棄問題に対する意識を高めることも大事になってきますね。